免許を買おう 第二談          投稿時最終更新 2003/9/5 フレームありページへ
 晴れて限定解除だ!! 
小型限定の...       最終更新 2005/7/5 本家SLNのページへ

(注) 本文中に出てくる”光明池自動車教習所”の”二輪特別講習”は廃止になったようです。(2005/6/24 当ページ読者様より確認)
代わりとして、加美自動車教習所で練習ができるようですので、一発試験を受けたい方は問い合わせてみてください。
http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Circuit/7267/index2.html
なお、このページは基本的に私の日記なので、本文はそのままにしておきます。


・ことの始まり...

 あれは忘れもしない今年の2月。知り合いにそそのかされたのが原因か、そろそろ250ccのバイクでも買おうかなー、なんて思いながら某300万人ブロードバンドの某オークションサイトで程度の良さそうなHONDA VT250F2Hやゼルビスをウォッチリストに入れたりなんかしながら、そういえばまだ免許がないことにふと気がつく。一時は、”125ccで馬力十分。わっはっは”などと思っていたものの、実際は、高速に乗れないストレスがずいぶんたまっていたのも事実。どうしようかと迷っているうちにウォッチリストからVTは去っていった。
 それからしばらくして、さらに程度の良いVT250F2Hが出てきた。条件反射的にリストに追加。しばらくじーっと眺めて... いや、落札する気はなかったんです。ごめんなさい。嘘ぢゃないんです。ほんとです。遊び心でちょこっと入札して...いや、きれいだったし、もう少し誰かが入札するの眺めていようかと思っていただけです...で、だれにもそれ以上入札されずに落としちゃいました。免許もないくせに。
(次の日には知り合いに手伝ってもらって家の前にVTが鎮座...免許なし...乗れない。悲しひ)


・いざ! 免許を買いに光明池へ

 前回、格安で免許を手に入れて味をしめている私としては、教習所で6万円も支払うのはナンセンスだと考え、また飛び込み試験に挑戦することにした。ということで、前回とほとんど同じ手順だが練習に1時間だけ行くことにした。
 カウンターで料金を払い、ゼッケンとプロテクターを着けていざ乗車。と、いきなり乗車前の安全確認について注意される。さすがに2年のブランクがあるのですっかり忘れているようだ。まずは基本の安全確認を行ってから乗車。なんだか本物のバイクに乗ったような感じで妙に落ち着きがある。CBXより足つきもよく、ハンドル位置も問題なし。なーんも問題なし。走り出せば、さすがCB400SFはトルクがあるしピックアップも早い。最初は教官と教習生と一緒に外周を走る。それから教習生と8の字などをクルクル回る。教習生はまだ数時間しか乗ったことがないのか、すごくスローで安全運転。
 途中、教官の速さについて行けずに迷子になるものの、順調に体と感覚は慣れていく。といっても図体がでかくてトルクがあり、なおかつ足つきが良いと、一瞬で順応できてしまう。一通り回ったところで、急制動をリクエストしてトライ。前回の癖を克服した私にとって、急制動なんてお茶の子さいさいだと侮って”おりゃ”っとブレーキ。なーんだ楽勝じゃん、と思った直後、教官に”停止線の手前でブレーキをかけないでください”と、つっこまれる。が、3回目でクリア。やはり車重の違いとブレーキの効きの良さで結構怖かったが、慣れてしまえば1コ手前のパイロンでも十分止まれる。すかさず、”無理して止まろうとしないで、指定のパイロン手前で止まるようにしてください”と言われる。それもそうだ。ここでチキンレースをやってリスクを増すわけにはいかない。だけど、よく止まるんだよなぁでかい?バイクのくせに。制動距離はCBX125Fより短いと思うくらいにブレーキがよく効く。そんなこんなで教習所を後にして、我がCBX125Fに乗って家路につく。はぁ〜、トルクねーなー。


・光明池試験場にて

 試験数日前に、コース図を買いに行く。ついでに試験の予約もすませて万全の体制で臨む。なんせ”限定解除”である。受付のおばちゃんに”125ccの小型限定解除の試験を受けたいんですけど” と尋ねて、返ってきた言葉が、”農作業のトラクターのこと?” である。 ”一応バイクなんですけど”と説明する。今回の試験の種類はかなり認知度が低いらしい。レア試験だ。
 なんとかおばちゃんをクリアして、試験までの3日間を模範演技ライディングで過ごす。
 試験当日、やや緊張しながら、またも ”一発で受かるわけないから今日は下見気分でルンルンルン” なんてなことを考えながらコースの下見と説明を受けて待ち時間を過ごす。前回ほど受験者はおらず、わりと早く順番が回ってきた。

 試験開始。まずは挨拶。で、安全確認を丁重に行ってから乗車。ミラーをいじってニュートラルを確認してからセルを回す。もう一度安全確認。始動は良好だ。十分エンジンは暖まっている。まず、慣らし運転コースを一周する。ここで各種このバイクの調子を見る。頭の中で組み立ててある検査項目を素早くこなす。

・スロットルのレスポンス よし
・クラッチミートの場所 ちょっと遠い
・ハンドルの固さ よし
・ギアの入り具合 よし
・Fブレーキの効き具合 よし
・フロントサスの沈み具合 よし
・Rブレーキの効き具合 ガツン!?おわっ!!イテテ!(体の一部にダメージ有り)

 なんと、Rブレーキが異常に効く。CBXと同じように踏んだらリアタイヤに棒でもつっこまれたかっていうほど(ちょっと表現がオーバーかも)効く。ひょえぇぇぇ、急制動で転ぶかも、とドキドキしながら無事スタート位置までたどり着く。”開始してください”との号令でスタート。最初はスラローム。ある程度勢いを付けておいてからゲートへ進入。これは個人的な感想だが、のろのろ運転で進入するより、スパッと進入、第一パイロン通過時に十分ブレーキをかける方がタイムが早いと思う。ということを走馬燈のように考えながらスラっていると、出口直前でブレーキのかけすぎで少々ふらついてしまった。お次は一本橋。これはお得意のニーグリップレススタイル&前タイヤの直前凝視(視野外で平行を見ている)で難なくクリア。(マネはしないでください。これで落ちても責任取れません。きちんとニーグリップしましょう) 次は外周。ここより後は第一談と同じなので省きますが、大外回りの時だけ力強い加速と速度に気を付けたこと、急制動のブレーキは、フロント:リアの比率が9:1で無事にクリア。
 結局今回も無線機は無口なままでゴール。途中安全確認が遅れたと思えるところ1カ所くらいあったのと初めての試験だったので、諸々の減点を入れて今回は受からんだろうなぁと思いながら、(減点箇所が自分でわかっていたので、わりとショボンとしながら) 警察官のところまで行くと、いきなり

警察官 ”合格です
私    ”っんな!!
警察官 ”途中安全確認ができていないところがあったけど合格です。待合室で待っていてください”
私    ”はぁ、ありがとうございました”

奇跡は二度起こった。今回は前回の合格の時より10倍くらい嬉しかった。待合室に歩いていく途中、階段を下りている時にもう少しで”カモン!はなまるボックス!!”(ってまだやってんのかなぁ) と叫んでジャンプして3回転ピルエットかまして着地後にぐるんぐるん回りながらマントルまで掘り進んで”光明池火山”を作ってしまうところだった。あ〜あぶない。

免許が交付されてからすぐ家に帰った。少し時間があったので、ついでに陸運局へ行きナンバープレートの発行をしてもらうことにする。結構ぎりぎりの時刻だったが、無事に到着&発行。次の日に自賠責の加入をすませて、晴れてVTに乗ることができるようになりました。 が、、、続く。



このページを見て一発試験を受けようと思った方、がんばってください。早く免許が買えるようになることをガレ場の陰よりお祈りしています。

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