2000年 丹後半島ツーリング
  やはり丹後の空は美しかった...



2000年7月 丹後半島ツーリング

 去年と同じく丹後半島へ向けてのロングツーリング。去年と違うのは、行きのメンバーと、某先生のテントが暴風で破壊され、2泊目でキャンプ場を後にしていることだ。今回の旅のパートナーである某氏は、某先生・私に”CB50はええでぇ〜”とさんざん言われ、結局、自分の意志で買った。ところが私と一緒に買いに行ったのだが、衝突した痕跡(内部的な)があり、ハンドルが真ん中で”カックン”ととられてしまう。ボールレースに凹みがあったのだ。てっきり新種のハンドルロックかと思い買ってしまった。(ものすごい勘違い。スマン某氏)その後、無事にボールレースを交換。氏のCB50もツーリング仕様となるべく、とてもでかいキャリアを搭載している。某氏のCB50は、わりと初期型で、キャリアが元々ない。オマケにフロントディスクブレーキは今や化石の”メカニカルディスクブレーキ”だ。CB50用ではないが、先のモトラ氏よりキャリアを手に入れ、それに垂直にキャリアをつけていた。とてもデカい。かなり重いに違いない。 旅は、某氏のご要望で夕方の出発となった。絶対渋滞するからやめようと何度も言ったのだが、前日の仕事の関係上、どうしてもと言うことで夕方5時に出発する。案の定、池田を抜ける頃は9時を過ぎていたと思う。途中、餃子の王将で食事をとり、その後は私のミスで一度道を間違えただけで快調にR173を北上。夜は何にも見えないからつまらない。そのまま北上を続け、途中の道の駅”端穂の郷”で一眠り。
 某氏は、ポイントがおかしいと言ってエンジンが冷めるのを待ち、ポイント調整。その簡約1時間。中途半端に寝たので、まだ眠気が残る。やはり夜間ツーリングはつらいし眠い。明け方になり、例のごとく天橋立を渡る。その前に天橋立の付け根にある智恩寺にて、境内の音と鐘の音を収録。天橋立を渡る途中、東側の砂浜で小休止。漁船のオヤジが何か大きな声で叫んでいた。どうやら独り言のようだった。そのまま漁船はゆるやかに、私たちの視界からフレームアウトしていった。さらばオヤジ。豊漁を祈る。
 ここからは前回と同じ経路だが、今回は激しい睡魔との戦いで、ほとんど覚えていない。結局到着したのは明け方の5時。ほとんど9時間運転していたことになる。とりあえずキャンプ地へ到着。コケないように荷物を下ろし、砂浜まで運ぶ。とりあえず眠いので、新兵器の”アルミパウダーコーティングしてあるビーチパラソル”を開き、日陰を作って横になる。初日はこうしてあっという間に過ぎていった。夜間、ちょっと雨と風が吹いたが、問題なかった。

2日目
 ちょっと遠出して変わった食材を求め”丹後町”まで行ってみる。変わった食材はなかったが、町の祭りと重なり、小さな町のわりに混雑していた。良かったのは花火。PL花火などと違い、風情がある。一発と一発との間が長い。それでいてショボイ訳でもない。なかなかの花火。某氏は花火の音を録音。その後、丹後町で買ってきた干物とシシャモを網で焼き、あまりのうまさに大いに盛り上がる。ビールがうまい。その後、コンロが油でドロドロになっているのに気づいたが遅かった。旅から帰った後もえらく長い間魚臭かった...
 ちょうどこの時”雪印 低脂肪乳事件”があり、大阪の町から雪印が消えていた。しかし此処はすばらしき丹後半島。例のスーパーでは”特価”で”フルセット”並んでいた。プレミア付く前に牛乳パックだけでも持っておこうかという私の馬鹿なアイデアは、某氏に撃沈された。
 その後、雪印はつぶれずに営業再開したので買わなくて良かったと、ほっと胸をなで下ろす。次は三菱パジェロか。うーん買えない。



写真について
 ミノルタα7700i 135mm 絞り・シャッター速度不明 コダック400
 フィルムスキャナ Epson GT8700F


3日目
 先日、丹後町で買ってきた川端康成の雪国を読む。真夏の砂浜で雪国。風流風流。ちょっとだけ文学青年気取りである。しかし、あっという間に読み終え、一人で酒盛りを始める。某氏はあまり酒を飲まない。今日も暑かった。



写真について
 ミノルタα7700i 50mm 絞り・シャッター速度不明 コダック400
 フィルムスキャナ Epson GT8700F


4日目
 朝、早めに撤収してキャンプ地を後にする。帰りは明るいが暑い。朝出発したのだが、池田に入る頃にはちょうど魔の5時頃だった。行きも帰りも渋滞。勘弁してくれ。トホホ。池田の手前で”ミニストップ”にて休憩。エアコンの冷気にあたりながら、人類の最高の発明はやはりエアコンなのかと感慨にふける。店のおっちゃんと少し話をしていると、おばちゃんがちょっとだけソフトクリームをくれた。暑かったので非常にうれしい。今後ひいきにいたしまする。
 その後は渋滞に巻き込まれ、己の鼻のエアクリーナーを真っ黒にしながら無事帰宅。今回も事故・故障はなく帰ってこられた。
 今回、行きがけに某氏と同じところでガソリンを入れ、途中で最給油したときに給油量が1リットル近く差が出た。某氏は、坂道をすっと3速で登っていたらしい。私のCBは4速で十分だった。原因は体重と積載量とトルクチューンの差である。私の体重はモスキート級なのだ。
今回は距離をきちんと測った。片道220km 遠いなぁ。

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